2007年6月22日金曜日

NHKどうする日本「介護問題」……介護を商売にする輩が多すぎるのでは?



この番組:
Yahoo!テレビ - 地域発!どうする日本 : "▽介護・あなたの老後は大丈夫?解決策を探る▽脱大型施設で24時間安心の街▽医療参加で理想の在宅支援▽実現オーダーメード介護"
やたら危機意識ばかりを煽る番組だったが、問題の本質は別のところにある。

日本の介護制度が行き詰まっている根本的な理由は、「官僚主義と営利主義の悪しき融合」にある。「官」が必要以上に複雑な制度を決めて、その制度で飯を食う不必要な人間を多量に作りだし、おまけにその制度の運営を「利益を保証する」ことで民間に委託したことにある。官の煩雑な文書主義的小役人お上意識仕事と民間の営利至上の儲け主義の「悪しき合同」。これがニッポンの介護制度に他ならない。

老人の介護に当たっている現場の介護士には皆から集める介護保険料の一割程度しか払われないらしい。ほとんどがデスクワークだけをする終身雇用のサラリーマンの事務経費に浪費されるのだ。ニッポンの介護システムとは巨大な官僚システムに成り上がっている。

今晩の番組でも、デスクワークだけをしている「頭でっかち」が偉そうなことをしゃべっていた。おいらが払っている介護保険料を、あんたらなんかには払わず現場の介護士だけに回すことが出来れば、いくらでもフィリッピンから住み込み介護士を雇えるのである。国民が払う介護保険料のほとんどは、介護で食っている利権者のお給料に回ってしまっているのは、理不尽である。

介護専門のどっかの病院のセンセー(ヒゲ親父)がうっかり漏らしてしまった失言がそれを如実に物語っている。彼はいった:
我々の病院では15分ルールというのを作っています。事前にデータを皆が勉強して会議にでることで、この患者さんを「どう処分するか」15分以内に決めるのです。

年寄りは「処分」の対象かよ〜。単なる言い間違いであったのだろうが、「言い間違いこそがその人間の本当の意識を反映している」とはユングの言葉だったか。

日本の老人介護は今やあまりに官僚的になりすぎて、同時にあまりにも儲け主義の対象と成り果ててしまった。もっとみんな自分で払うお金の使い道を自由に決められるようにした方がいい。今のままでは、制度が破綻するのは目に見えている。

2007年6月9日土曜日

Le Monde ; クルマの色で事故率が違う!


へ〜:

Le Monde.fr : La couleur d'une voiture annoncerait le risque d'accident : "Les voitures noires sont plus souvent impliquées dans des accidents de la route et les blanches sont plus sûres, selon les résultats d'une étude australienne."
白が一番安全で、黒が一番危険だとのこと(事故率12%アップ)。

危険な順に:
  1. 灰色
  2. 銀色
  3. ブルー

オーストラリアの85万件以上の事故記録に基ずく調査だとのこと。

一方、ニュージーランドでは別の調査結果が出ている:

http://homepage.mac.com/naoyuki_hashimoto/iblog/C2000001874/E20060508180851/index.html

国土の風景なんかで結果が違ってくるのだろう。ニッポンでも早急にこういう調査をやるべき。また自動車保険料にも反映させるべき。

Posted: Sat - June 9, 2007 at 11:33 AM   Letter from Yochomachi   Le Monde(ルモンド抄訳)   Previous   Next   Comments (2)